<あきる野市 歴史・文化>

あきる野には、豊かな水と自然の中に早くから文化がひらけ、縄文時代から古墳時代の考古学研究史に残る遺跡が多く発掘されています。
阿伎留神社は、平安時代の「日本三代実録」と「延喜式」に記載されている古い神社です。また、大悲願寺の「木造伝阿弥陀如来及脇侍千手観世音菩薩・勢至菩薩坐像」もこの時代の終わりごろに作られたと考えられています。
武蔵国は代表的な馬の産地で、四つの勅使牧の一つ小川牧は、小川郷(秋川・平井川流域)を中心にした牧でした。
鎌倉時代、この地域は秋留郷と呼ばれ、武蔵七党のうち西党に属する小川氏、二宮氏、小宮氏、平山氏などが鎌倉幕府の御家人として活躍していました。また、室町時代になると、武蔵総社六所宮随一の大社である二宮神社は、小川大明神と呼ばれていました。
戦国時代の終わりごろからは、伊奈と五日市に「市」が開かれ、江戸時代になると木材は、秋川・多摩川を筏で流し江戸に送っていました。江戸時代末期には炭の年産20万俵、筏2000枚を数えました。このほか、絹糸を泥染めした黒八丈は、柔らかく深い艶のあることから帯や羽織の衿などに珍重され、別名「五日市」と呼ばれました。
江戸時代の集落は、秋川・平井川の段丘面や草花丘陵縁辺などに点在し、現在の市域の字である32か村となって明治時代に至っています。(あきる野市ページ引用)

◇旧五日市町の年表

年号 出来事
1889年(明治22年)4月1日 町村制施行により、神奈川県西多摩郡五日市町、小中野村が合併し西多摩郡『五日市町』が成立。
1893年(明治26年)4月1日 西多摩郡が南多摩郡、北多摩郡と共に東京府へ編入。
1918年(大正7年)12月1日 三ッ里村、明治村と合併し五日市町を新設。
1925年(大正14年)4月21日 五日市鉄道(現在の五日市線)を開業。
1943年(大正18年)7月1日 都制施行により、東京府、東京市が統合し東京都を新設。
1955年(昭和30年)7月1日 増戸村、戸倉村、小宮村が合併。
1995年(平成7年)9月1日 秋川市と合併しあきる野市新設に伴い廃止。

◇旧秋川の年表

年号 出来事
1893年(明治26年)4月1日 西多摩郡が南多摩郡、北多摩郡と共に東京府へ編入。
1921年(大正10年)4月1日 草花村、菅生村、瀬戸岡村、原小宮村が合併し多西村(たさいむら)を新設。
1925年(大正14年)4月21日 五日市鉄道(現在の五日市線)を開業。
1943年(昭和18年)7月1日 都制施行により、東京府、東京市が統合し東京都を新設。
1955年(昭和30年)4月1日 東秋留村、西秋留村、多西村が合併し秋多町(あきたまち)を新設。
1972年(昭和47年)5月5日 秋多町が市制施行し秋多市となるが、同日、秋川市と改名。
1982年(昭和57年) 国道411号が制定。
1995年(平成7年)9月1日 五日市町と合併、あきる野市新設に伴い廃止。

◇現在のあきる野市年表

年号 出来事
1995年(平成7年)9月1日 秋川市と五日市町が合併し、あきる野市が発足。(日の出町と檜原村にも合併参加を呼びかけられたが、両自治体は「合併は時期尚早」として合併に参加しなかったため、秋川市と五日市町で合併することになった。)
2005年(平成17年)3月21日 あきる野インターチェンジが供用開始。
2007年(平成19年)4月15日 あきる野市の第3セクター新四季創造株式会社運営で秋川渓谷瀬音の湯がオープンする(総工費約25億円程度)
2007年(平成19年)8月1日 あきる野市中央図書館がオープン(秋川図書館移転)(総工費約24億円程度)
2012年(平成24年)3月25日 小宮小学校閉校式典。同年4月1日閉校、五日市小学校と統合。
2013年(平成25年)3月24日 戸倉小学校閉校式典。同年4月1日閉校、五日市小学校と統合。
◇あきる野市の歴史のある社寺
阿伎留神社(あきるじんじゃ)
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◇鳥居 ◇本殿(拝殿) ◇神輿殿

ここは平成7年に秋川市と五日市町が合併した「 あきる野市 」にありますが、「 あきる野市 」の“あきる”の名は阿伎留神社やこの辺りの土地の名称であった秋留郷の“あきる”に由来するようです。
平安時代に書かれた『 延喜式神名帳 』という神社の名簿で阿伎留神社は武蔵国多摩郡八座の筆頭にあげられるほどの有名な古社で文化財もたくさん所蔵しています。
お祭り:毎年9月28・29・30日には例大祭が行われ、檜原街道沿いにたくさんの夜店が出て賑わいます。
【基本データ】
・アクセス:武蔵五日市駅から徒歩約15分
・地図 マップにて確認
・住所:あきる野市五日市1081
・電話:042-596-0560

雨武主神社(あまむしじんじゃ)
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◇鳥居 ◇本殿(拝殿) ◇拝殿までは196段の急な石段が続き!

ここら辺りの地名は秋川をはさんで雨間(あめま)といいますが、秋川の北側の住民が雨間の鎮守様である雨武主神社をお参りする時には秋川を渡らなくてはならず大変なので、北側の明神山を見渡せる所に鳥居を建て、そこから雨武主神社を拝んだのでした。

【基本データ】
・アクセス:秋川駅から徒歩約50分、または「京王八王子」行きバスで「秋留橋」下車徒歩約10分
・住所:あきる野市雨間 1941

正一位岩走神社(しょういちいいわばしりじんじゃ)
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◇鳥居 ◇本殿(拝殿) ◇◇岩走神社秋季例大祭(イメージ)

平安時代末期に信州の伊那郡の石工たち住民が移り住んでこの神社を開き、寛政6年(1794)には正一位の神階をうけるなど、旧伊奈村の鎮守として信仰を集めてきました。
社号の「岩走」は、秋川の激しく流れ落ちる滝の様子からとったものです
9月14・15日に行われる祭礼では、御輿や山車による氏子巡りがあり、明治初めから伝えられてきた「重松ばやし」(市の無形文化財)も奉納されます。
【基本データ】
・アクセス:武蔵増戸駅から徒歩約20分
・住所:あきる野市伊奈1573
・電話:042-596-2109

大塚古墳
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◇大塚古墳の上の鳥居 ◇大塚古墳 ◇大塚説明看板

大塚古墳は王塚古墳とも呼ばれ、高さは約6メートル、周囲は約130メートルあまりあります。この大塚古墳はほとんど円墳の形をしていますが、築造当時には方墳(四角錐)だったのではないかと言われています。
秋留台地には多くの古代住居遺跡が見られ、特に瀬戸岡古墳群は有名ですが、大塚古墳は瀬戸岡古墳群とは比較にならないほど規模が大きく、貴重なものとされています。

【基本データ】
・アクセス:秋川駅から徒歩約5分
・住所:あきる野市雨間232

尾崎観音
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◇観音堂と鐘楼 ◇本堂(イメージ) ◇入口にある見事な松(イメージ)

本堂の前に赤い観音堂と鐘楼がある。この観音堂は「尾崎観音」と呼ばれ、安産や子授けの観音様として古くから信仰を集めてきた。堂内には源頼朝の側室丹後局の守本尊であったとされる如意輪観音を安置しており、堂の前には安産を願う女性たちによる数多くの絵馬が奉納されていて、今なお厚い信仰を集めている姿を見せている。
【基本データ】
・アクセス:秋川駅から徒歩約25分、または福生駅から平井経由「五日市」行きバスで「尾崎観音」下車
・住所:あきる野市菅生263
・電話:042-558-7506

広徳寺
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◇山門(イメージ) ◇本堂までの道のり(イメージ) ◇◇本堂(イメージ)

創建は応安6年(1373年)で、戸倉の正応長者の妻(法名龍応智雲尼)が堂宇を建立したと言われています。本堂、庫裏のほか、山門、総門、経蔵、鐘楼と格式のある禅宗の伽羅を残しており、境内地域全体が東京都指定史跡になっています。
茅葺の山門と本堂が珍しく、その間に立つ二本の大イチョウの姿は見事です。
また、本堂裏にタラヨウと庫裏の北にカヤの巨樹があり、共に東京都の天然記念物になっています。
【基本データ】
・アクセス:武蔵五日市駅から徒歩約25分
・住所:あきる野市小和田234
・電話:042-596-0021

真照寺薬師堂
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◇山門(イメージ) ◇真照寺薬師堂(イメージ) ◇真照寺(イメージ)

寛平3年(891年)、秋川対岸の日照山に建てられたと伝えられ、延文元年(1356年)に現在の場所に遷されました。
東京都の指定文化財である薬師堂は、室町期の建築様式を残しています。真照寺には他にも市指定有形文化財の山門や、耳を当てると遠い海の音が聞こえると伝えられている「如玄和尚の石室」などがあります。
【基本データ】
・アクセス:武蔵引田駅から徒歩約10分
・住所:あきる野市引田863
・電話:042-558-0558

大悲願寺
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◇大悲願寺楼門(イメージ) ◇大悲願寺(イメージ) ◇大悲願寺の観音堂彫刻(イメージ)

真言宗豊山派のお寺で、建久2年(1191年)に源頼朝の命により、源平合戦で名を馳せた武将、平山季重(ひらやますえしげ)が建てたと言われています。
阿弥陀如来像や仁王門天井絵、伊達政宗からの白萩所望状など、優れた文化財を数多く所蔵しており、特に、木造の伝阿弥陀三尊像は、国の重要文化財に指定されています。
【基本データ】
・アクセス:武蔵増戸駅から徒歩約15分
・住所:あきる野市横沢134
・電話:042-596-0141

二宮神社
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◇二宮神社拝殿(イメージ) ◇「お池」と呼ばれる湧水池(イメージ) ◇毎年9月に行われ「しょうが祭り」(イメージ)

二宮神社は明治期までは、小河大明神・二宮大明神と称していました。府中の大国魂神社(武蔵総社六所宮・大國魂神社)所祭神座の第二席に「二宮 小河大神」と記載されることから「武蔵二の宮」とされています。明治三年に社号を二宮神社と改めました。
敷地内には二宮考古館があるほか、付近には「お池」と呼ばれる湧水池(東京の名湧水57選の一つ)があります。
♪毎年9月8~9日に行われる祭礼は「しょうが祭り」と呼ばれ、神輿が練り歩き、生姜などを売る露店も並び、とても賑わいます。
また、現在でも続く農村歌舞伎「秋川歌舞伎」の伝承地でもあり、祭礼時には舞台も行われます。
【基本データ】
・アクセス:東秋留駅から徒歩約5分
・住所:あきる野市二宮2252
・電話:042-558-5276


トウキョウサンショウウオをモチーフに子供からお年寄りまで親しみをもってもらえるものにしています。自然環境保全活動の象徴として、(右:兄)頭には草の冠、体にはきれいな河川を、(左:妹)手には葉っぱ、山形の帽子には花や川をえがいています。
  ⇒⇒森っこサンちゃんのご紹介

■関連リンク

 ▼あきる野市観光協会

 ▼日の出町観光協会

 ▼檜原村観光協会